昨日11月1日の朝、一斉に冬服の生徒たちが登校しました。昔は、10月1日が衣替えだったわけですから、丸々1か月衣替えが遅くなったということですね。
特に高校3年生は、最後の夏服を心ゆくまで(10月31日まで)堪能したのでした。夏服での記念撮影も週明け早々にあったようです。一つひとつ、かけがえのない「最後」を迎え、みんなで想いを共有しているんですね。 そしたら、今日、早くも黒タイツの生徒もいて、これまたびっくり! 変化が極端すぎますよ~笑。
さて、本日で定期テストが終わりました。掃除の15分間、秋も深まった学園で姉妹グループが仲良く外掃除に励んでいました。落ち葉掃き、いよいよ本格的な季節ですが、宜しくお願いしますね。
この頃、野鳥の動きが活発です。朝は、メジロにシジュウカラ、セキレイ、ムクドリにヒヨドリ、カワラヒワなどがにぎやかです。先日は、ローズガーデンにアオサギが一羽舞い降りていました。ふと耳を澄ますと、ジョウビタキのヒ、ヒ、ヒ…という鳴き声、ジージーというコゲラの鳴き声、…まだカメラの前には出てきてくれませんが、確かにいます。ジャージャーと注意を促すシジュウカラの声もします。
そんな中から、今日は撮りだめたメジロさんをどうぞ。
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今は読書週間(10月27日~11月9日)の真っ最中。一つ本のお話をします。
今朝、歌人の俵万智さんが紫綬褒章を受章するというニュースを見ました。10月30日発刊されたばかりの彼女の歌集「アボカドの種」を読み終えたばかり、しかもこの本のことで塩澤先生と話をしたばかりでしたので、個人的にとってもタイムリーなニュース (ばかりだらけ) で、何だか知り合いの受章のように嬉しくなりました。
前作「未来のサイズ」は中学入学式でも紹介しましたが、今度の「アボカドの種」も素敵な歌集でした。NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」の取材を受けていた頃の歌は、番組制作舞台裏のようで面白かったですし、朝ドラ「舞い上がれ!」や韓流ドラマに関する短歌もあれば、「ホスト万葉集」につながる短歌も。購入するようになった月刊誌「短歌研究」に収められた歌にも再会できたり、お父様お母様との日々、息子さんとの日々を描いた短歌には共感ばかりでした。
一首だけご紹介しようと思います。
実をつけることを忘れて伸びてゆくアボカドのごとくあれ高校生
俵万智
ご紹介したい短歌はたくさんあるのですが、また、折々に。「読書の秋」に歌集を親子で読むのはいかがでしょう?