昨日4月3日、高校入学式が行われ、本日4日、中2から高3までの5学年が集って、令和6年度前期始業式を挙行しました。
昨日の高校入学式の様子は、昨日の公式ブログに、舞台裏の写真も含めて紹介されていますので、ぜひご覧ください。
入学式の訓辞でお話したのは、次の内容です。
- これからの1000日は人生の土台を築く期間。「青春の道場」での様々な出会いを財産にして、未来を拓く力を付けよう。
- NHKの伊藤敏恵アナウンサーが座談会の番組で若い女性へのメッセージとして述べていた「快適と成長は共存しない」という言葉。
- 西ドイツのヴィリー・ブラント首相が戦後25周年の演説で国民に訴えた言葉「国民は自らの歴史を冷静に振り返る心構えが必要です。なぜなら過去を記憶するものだけが、現在を見極め、未来を見通すことができるからです。歴史との対話は、特に若い世代にとって大切です。たとえ生まれる前のことだったとしても、引き継いだ歴史から誰もが自由にはなれないのです。」
- 俵万智さんの短歌「たんぽぽの綿毛を吹いて見せてやる いつかおまえも飛んでゆくから」
来賓を代表してご祝辞をくださった神谷PTA副会長は、ご自身が高校時代に進路を決め、祖父の代からの課題だったことを創業50年の年に成し遂げた経験を踏まえ、「夢は諦めた時点で幻に変わる」と、夢を諦めないで追い続けるよう新高校1年生の背中を押してくださいました。
新入生代表は、「叶えたい夢がある仲間同士だからこそ、良い影響を与え合って、切磋琢磨していきたい。そして、西遠の歴史の紡ぎ手となることを誓う」と力強く述べました。
「歓迎の言葉」を述べた高校生徒会長は、高校での1000日の修行は一つ一つが自己の成長のためであり、困難な時こそリスペクトをもって相手と話し合おう、と新入生に呼びかけました。
高校生活をスタートさせた高校1年生の皆さん、改めまして、ご入学おめでとうございます。公立中学からの素敵な仲間が加わって力強くスタートした高校生活。皆さんが、これからの1000日を実り多いものにしていけるよう、心から願っています。
そして今日‼
昨日の雨も今朝は上がり、桜の下を生徒たちが登校しました。新しいクラス、新たな担任の先生とのLHRが終わり、いよいよ講堂での始業式です。
最初に、今年から加わる新任の先生7名(本日は5人の先生が登壇)をご紹介しました。これからよろしくお願いします!
続いて、全校の先生方を紹介する恒例の時間です。生徒たち、誰が何年生の担任なのか、ワクワクして先生方が並ぶのを待っています。
この大事な先生紹介のプリントを、あろうことか、オオバは校長室に置いてきてしまい、焦りました。大失敗です。何とかプリントなしでもできる限りの紹介をしようと、先生方の紹介を始めました。生徒の皆さんの温かい拍手に助けられながらの紹介開始です。途中で司会の中村先生からプリントが壇上に届き、大変助かりました。校長室からプリントを理事長先生が救い出して中村先生へとリレーしてくださったとのこと、ありがとうございました。本当に皆さんに支えられて壇上に立てていることに感謝の気持ちでいっぱいのオオバでありました。前半の拙い紹介も、改めてお詫びします。ごめんなさい。
先生方の紹介も無事(…ではないですね…)終わり、始業式での訓話を行いました。お話したことは以下の通りです。
- 青春の道場で未来を拓く力を付けよう、卒業までに「生きる土台」を確実につけよう。
- 授業を大切にしよう。授業でしっかりと学ぶためにも、家庭学習の習慣を付けよう。
- 校訓を意識して過ごそう。西遠生としての矜持を持ち、一人一人が「西遠の代表生」として生活ていこう。
- 行事をレベルアップしよう。
- 人を傷つけるようなことは、しない!言わない! 誰かの発言は遮らず、最後まで聞こう。思いやりを持って、心を育んでいこう。
- 失敗を恐れず、挑戦していこう。
- 田中耕一さんの言葉「私の発見は、失敗した後も、もったいないと実験を続けたことから生まれた。」(「きみを変える50の名言」より)
- 星出彰彦さんの言葉「落選してよかった。「自分に足りないものは何だろうか?」と自己反省するいい機会になった。」(「きみを変える50の名言」より)
- 伊藤敏恵アナウンサーの言葉「快適と成長は共存しない。」
始業式が終わってからの、生徒指導部長の中村先生のお話も、生徒の心に残ったことでしょう。
他校の先生が、西遠生の様々な行動に驚いたそうです。ひとつは、西遠では、カバンやサブバッグのキーホルダーの数や大きさを「自主規制」で生徒たち自身が制限していること。もう一つは、先生が見ていなくても、正門で停止礼をする生徒の行為。西遠生の「矜持」を、中村先生は別の角度から教えてくださいましたね。
また、コロナ収束により、換気などをコロナ禍前の体制に戻すことも発表されました。換気は、ドアのストッパーは使わなくなりますが、当番の任務として新鮮な空気のもとで生活できるよう、夏も冬もしっかり行いましょう。ひざ掛けやジャージの使用、机に水筒などを置くことも、コロナ禍前に戻します。平常時の授業の規律を再構築しましょう。
令和6年度のスタートはこうして切られました。
始業式後には、各学年・クラスで、桜の下での記念撮影も行なっていましたね。
さあ、明日は、新中学1年生も私服で登校します。笑顔で迎えましょう!