生徒会活動が求めるもの ~講堂朝会より~

令和6年度最初の土曜プログラムは、役員認証式と全校講堂朝会から始まりました。今年度初めての「全校講堂朝会」のテーマは、「踏み出す一歩」。スライドを使って行いました。

約40分にわたってお話した内容は以下の通りです。

  1. 講堂朝会の意味と、その感想として集会記録を書く意味について
  2. これから行われる中高生徒総会を中心に、生徒会活動で問われる生徒の姿勢について
  3. 未来を拓く力を発揮し、社会や地域と協働して行う「共同エージェンシー」について
  4. TEDxHamamatsuの紹介と、ボランティア参加について
  5. ダバオシティナショナルハイスクールとのオンライン授業の交流と、その意味について

前半にお話したのは、「生徒会活動」で求める姿勢についてでした。

生徒会規約を確認し、この後行われる中高それぞれの「生徒総会」にはどのような意味があるかを説明しました。「お任せ」の姿勢ではなく『自分事』として考え参加すること、その責任について話したところ、生徒の皆さんは真剣に聞いていてくれました。

また、快適な空間にいるばかりでは成長できないこと、ラーニングゾーン(スライドがランニングになってました!ごめんなさい!直しました!)に出て、失敗しながら成長していこう、という呼びかけにも、きっと一人一人が自分と向き合い考えてくれたことと思います。それが、TEDxHamamatsuのボランティアスタッフとしての参加や、ダバオの皆さんとの交流にもつながっていったら、私はとても嬉しいです。放課後、教員室前でTEDxのチラシを手にしていた生徒を見かけたときには、ワクワクしました。一歩を踏み出すきっかけが、今年度の西遠にはたくさんあります。チャンスはどんどん生かしてほしいです!

さて、1時間目が終わり、2時間目には「中学生徒総会」、3時間目には「高校生徒総会」が行われました。それぞれの生徒総会では、講堂朝会で「この後の総会には期待してます!」と言った私の呼びかけに、生徒たちがしっかり応えてくれました。

中学生徒総会

「繋笑」をスローガンとして掲げ、前期の活動方針案を説明した執行部に対し、会員から14もの質問が寄せられました。どの質問も、今後の活動に大事な質問ばかりでした。入学したばかりの1年生からも複数質問が出たことは、とても嬉しかったです。委縮しないで、分からないことは聞いてほしいな、と心から思っていたので、その積極的な姿勢、とっても頼もしく感じました!

質問が多い分、執行部からの答えは短くなってしまいましたが、一つ一つの質問の真意や会員の挙手の勇気に応えるべく、執行部には今後の真摯な対応と、より綿密な計画、着実な実行をお願いしたいです。期待大です!

高校生徒総会

高校生徒総会では、各執行がスローガンの説明を最初に行い、それぞれの活動の目的が明確化されました。
質疑応答の前には話し合いの時間も3分間確保され、会場の会員たちは周囲と積極的に話し合っていました。
3分後、しっかり挙手がありました。最初の質問から「その活動は中学でも行っている活動だが、中学での課題に対し対策は講じているのか」と核心を突く質問で、私は心の中でガッツポーズをしてしまいました! しかも、その質問への執行部の答えも、しっかり調査したうえでの回答であり、これなら納得できる!と思いました。質疑応答のレベルもしっかりアップしていると感じられる高校生徒総会でした。

拍手による基本方針の承認が行われ、高校生徒会も、無事、スタートを切ることができました。

高校生徒会、初仕事は…

高校生徒会は、12:20から、公立中学からの入学生の歓迎交流会を行いました。生徒会の初仕事ですね! 生活会館食堂での交流会は、和やかな雰囲気の中で行われました。購買のメニューの話題、盛り上がっていましたね!

最後に、皆で記念撮影。この時のために、桜さん、ちゃんと咲き誇っていてくれました!みんな、いい笑顔です。

高校生徒会のスローガンは、Spice up!です。この交流会を皮切りに、学園生活を一味も二味も豊かなものにしていってほしいです。

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全校生徒の皆さん、講堂朝会の感想はぜひ週末のうちに記録してくださいね。週明け、生徒の皆さんからの集会記録提出を楽しみにしています。