学園の緑もいよいよ萌え、「万緑」という季語がぴったりの季節を迎えました。風も心地よく、まさに薫風。良い季節ですね。
先週末、車を運転しているときに、何軒かのおうちの庭にヤマボウシらしき白い4枚の花弁の花を見かけました。もうそんな季節が来たんだなあと思い、西遠のヤマボウシが咲いたか確かめに行くと…
あった、あった!純白の花が咲いていました。ヤマボウシがあるのは、西館の北側、ベンチのあるところです。校舎内からも、西階段の窓からのぞくと見えますよ。愛おしくなるような白です。
ローズガーデンの薔薇たちも色とりどりです。新しい蕾が膨らんでいました。バラの蕾って美しいですね。巻いている花びらがこれから開くぞ、と静かにエネルギーを溜め込んでいる美しさに、いつも見惚れます。
咲き誇るバラたちも、堂々としています。気品と風格を感じます。
ナツツバキ(ヒメシャラ)の花も、ひそやかに咲いていました。愛の灯像の後ろ側です。この花、いつも気づかぬうちに落花しているのです。地面の白い花びらたちを見て、はっとして花を探すのが、ここ数年の私の恒例行事です。良かった、たくさん咲いていました。
小さい頃、おままごと遊びでお世話になった花「ムラサキカタバミ」もそこかしこに咲いていました。紫というより素敵なピンク色に近いですよね。幼い頃から好きな花でした。
昔から匂いが苦手だったドクダミの花も、今たくさん咲いています。ドクダミの白も清楚ですね。
万緑と薫風の今の季節、皆さんにも愛おしんでほしいです。
【おまけ】
昨日、講堂の2階に行く窓に、一羽のシジュウカラが迷い込んでいました。窓を開けても、出口がわからいのか、上の方のはめ込みガラスにぶつかるばかりで、なかなか外に飛んでいってくれません。
あんなにぶつかり続けてたら怪我しちゃうよ、と先生方3人がかりで、「シジュウカラ救出作戦」を決行しました。パタパタパタ、パタパタパタ…何分間かの試行錯誤の後、シジュウカラはようやく窓の隙間から出ていってくれました。シジュウカラ君、いじめたり追い立てたりしてたんじゃないよ、外に飛んでいけるようにお兄ちゃんたち(=A先生、U先生ほか)は苦労してたんだよ…。