6月最初の読書

今日から6月。土曜休日でしたので、比較的ゆっくり過ごしたオオバです。そして、6月最初の一冊を読みました。

今日読んだのは、この本です。佐賀千惠美著「三淵嘉子の生涯」(内外出版社)。
この本は、「虎に翼」の主人公のモデルである三淵嘉子さんの一生を追ったものです。佐賀さんは、ご自身が法曹界に身を置き、先人について知りたいとして三淵さんたち最初の女性弁護士のことを調べたのだそうです。著者の紹介文には、1991年「華やぐ女たち 女性法曹のあけぼの」という本を出版していらっしゃいます。
それから33年、著者自身も、その三淵さんが朝ドラの主人公のモデルになったことにたいそう驚かれていました。

朝ドラの寅ちゃんは、今週、戦争が終わって日本国憲法に出会って立ち直りました。実際の三淵さんは、旦那様を失い、本当に憔悴されたのだそうです。深い嘆きの中で、それでも後に続く女性たちのために法曹の道を切り拓いていったことが、ページをめくりながら分かりました。

三淵さんの一生を読むのはこの本で2冊目ですが、実はもう一冊小説仕立てのものも買いましたので、しばらく三淵さんウィークになりそうです。一番読みやすそうな本を、ぜひ「西遠生にすすめる本」に仲間入りさせたいなあと思っています。