中学の授業を研究

今日は、先生方の研修日です。4時間目まで40分授業を行い、午後は、研究授業に参加する生徒たち以外は下校となりました。今年度の研修テーマ「中学生の規律と主体性」を皆で学ぶべく、2年生の国語の授業と3年生の英語の授業を、教科を超えて先生方全員で見学しました。そして、長く公立中学校で教鞭をとり、市内中学校の校長先生として教育活動を推進された大谷正敏先生に本日の研究会講師をお願いしました。

最初の国語の授業は「枕草子」が教材です。ペアで本文の朗読を行った後、グループ学習に入りました。清少納言のように、春夏秋冬の良さを短い文にしてみようという学習活動です。

続いて行われた英語の授業では、「広島」「原爆」「平和」をテーマに、3つの英語の文章を読み、そのあらすじを友達に英語で説明するという活動を行いました。分かりやすく伝えるというのは、日本語でも難しい!それを英語でチャレンジ。11月のオーストラリア研修に向けて大事な学習活動です。

秩序の中にも生徒の主体的な学びを実現したいという思いが、二つの授業からうかがわれました。もちろん反省点も出てきます。研修講師の大谷先生から、授業への様々なご提案をいただいたり、評価の仕方について分かりやすいヒントをいただいたりと、教科を超えて生かせる指導法をたくさんご教授いただきました。また、「教師とは」を深く考える時間もいただき、日頃の我が身を振り返る機会となりました。

大谷先生、貴重なご講演をありがとうございました。各教科で中学の学び・高校の学びを再検証していきたいと思います。西遠では、生徒だけでなく、先生方がこうして学ぶ機会を、これからも大事にしてまいります。