いよいよ「源氏物語」!

大河ドラマ「光る君へ」に、いよいよ「源氏物語」が登場しました。「枕草子」登場回もかなり興奮してしまいましたが、やはり主人公まひろ(紫式部)がどうやってこの「源氏物語」という大作を書き上げたのか、脚本家がそれをどう描くのか、大変興味がありましたので、今日はドキドキしながら「小説の誕生の瞬間」を待ちました。「いづれの御時にか」の一節が流れた途端、キターッと叫んだのは私一人ではないでしょう。

想像の領域でしかないので、フィクションといえばそれまでですが、どうやってあの壮大な小説を紫式部は書くことになったのだろう、と考えると、そこに一つの答えを出せる大石静さんという人のすごさに恐れ入ってしまうのでした。

6月末に名古屋に出かけた時に、NHK名古屋放送局で「光る君へ」展を開催していましたので、娘と入場しました。

平安美人の横に立つには勇気が要りました(笑)。

ドラマの中の美術や大道具についてこうして見せてもらえるのはありがたいですね。岩を軽く作るとか、同じものをどう使い回すのかなど、SDGsに配慮した制作が行われているのも、興味深かったです。

今、ドラマに出ている人々は、文学史上とても大事な人々であり、日本史の観点からしてもこの配役で覚えておいたら分かりやすいのではないでしょうか。以前から西遠生の大河ドラマ視聴率は決して高くないのですが、見ている生徒と話がしたいなあ、と再度呟いておきます。