ピシッとする

生徒の皆さん、ピシッとしてますか? 

今朝は、高校1・2年生の合同集会があり、高校生徒会の企画執行部長から、「学習」についてのプレゼンがありました。「量+質」を目指そうというお話、真剣に聞いている生徒たちの背中が印象的でした。

ピシッとした姿勢、雰囲気、とても大事だと思います。一人一人のピシッとした姿勢が、クラスや学年、部活の雰囲気を作ります。楽しいだけでは向上しません。ピシッとすべきところは、けじめをしっかりつけて臨みたいものです。それは学習だけに要求されるものではありません。行事もそうですし、部活動もそうです。逃げる口実を作るのではなく、努力と工夫で向上してほしいと思います。ラーニングゾーンでの挑戦を大いに期待します。

生徒のこうした姿勢を育てるには、私たち教員の姿勢も大切です。先生方は、生徒たちの「学びの環境」を作っていくことが使命です。背中を押すこともあれば、壁になることもあります。何にでも物分かりよく、甘く優しいだけではダメだと考えています。生徒と教員は程よい緊張感の中にあってこそ、互いに成長できるはずです。

西遠生の目指す人間像として「鋼(はがね)の玉を真綿でくるんだ女性」という言葉があります。ピシッとする、ということは、まさにその鋼の部分を指します。真綿だけでは、芯のない人間になってしまいますから、ぶれない土台をつくることが大切です。

「未来を拓く女性の育成」を目標に学園生活で成長していく生徒たち。その目標を叶えるべく、「青春の道場での2000日の修行」という言葉を単なる飾り文句にせず、いつも自らに問い続ける生徒と教員でありたいと思います。