詩を読む

今、週に2時間だけ、高校2年生の「文学国語」を担当しています。戦争に関する文学作品の「空缶」「野火」が終わって、先週から「詩」の授業に入っています。光太郎の「秋の祈」に続いて、今日は、三好達治の「雪」を取り上げました。

たった2行の詩「雪」。高2の発想、自由過ぎて爆笑続きでしたが、とても面白かったです。みんなで詩の印象を語り合えるっていいなあと思いながら、三好達治の詩集「測量船」から、「乳母車」「甃(いし)のうへ」も紹介しました。

皆さん、詩を読む機会ってありますか? 詩や短歌、俳句など、韻文に親しむ時間を取ってくれたら嬉しいです。10代に覚えた詩は、長く記憶に残るのではないかと思います。私は、中1から高3までの国語の教科書で触れた詩を結構覚えています。「乳母車」「甃(いし)のうへ」もその一つです。教わった詩をきちんと理解できたかは定かではありませんが、きっと授業も心に残ったからこそいまだに覚えているのだと思います。そういう出会いを提供してくださった恩師にも感謝しています(特に稔先生、ありがとうございました)。自分自身も、生徒たちに少しでも詩を紹介していきたいと思っています。

明日は2024年の授業納めです。