西遠では、土曜の登校日には、教科の授業ではなく、「総合」「探究」「特別活動」を行っています。今日は2025年初めての土曜プログラム、各学年バラエティに富んだ内容となりました。
女性の生き方を考える弁論大会
国際ソロプチミスト浜松様のご後援をいただき、毎年開催している「女性の生き方を考える弁論大会」、今年は4名のソロプチミストの皆様をお迎えして、中学が3時間目、高校が4時間目に開催されました。
中学1年生は、身近な女性へのインタビューを通して、「働く」とはどういうことか、自分の将来についても考えました。今年の1年生は、看護師として活躍する女性、臨床検査技師の女性をそれぞれ紹介、「仕事のやりがい」や「結婚・出産を経ての再就職」などについて、考えをまとめました。
2年生は、夏休みの職場体験を通して発見したことがテーマです。新聞社、信用金庫での体験を通じて考えたことが述べられました。
3年生は、世界で活躍する女性の生き方を紹介しながら、自身の考えを述べました。ミャンマーのアウン・サン・スーチーさんの生きる姿勢、ナチス政権下で反ナチス運動に身を投じた活動家 ゾフィー・ショル の短い人生が紹介されました。
高校では、ココ・シャネルの考え方・生き方から得た学びを彼女の名言をキーワードに述べた生徒、金子みすゞの詩から、人の言葉には「世界を変える力」があるのだということを発見した生徒、日本で女性が活躍するために何が必要かを訴えた生徒、そして日本にもある人身売買の問題について考察した生徒、4名が学年代表として弁論しました。
出場者には、ソロプチミストの皆様より記念の盾が、学校より記念品が贈られました。
10名の発表者はいずれも真摯な姿勢での弁論であり、深く考察したあとがわかる内容で、考えさせられるものでした。高校では、国際ソロプチミスト浜松の石田会長様よりご挨拶いただき、西遠の弁論大会を2000年11月から後援してくださっている歴史も紹介されました。25年の歳月を私自身も感慨深く思いました。
4時間目終了後、ソロプチの皆様方と弁論出場者の記念撮影も行われました。
国際ソロプチミストの皆様、ありがとうございました。これからもこの行事を通し、人として、女性としての生き方について深く考えてまいりたいと思います。
更年期講座・食生活講座
西遠の保健体育科の教員としてたくさんの生徒を育ててくださった白柳佳子先生。今年も西遠にお越しくださり、高校生に女性の健康についてお話してくださいました。高校1年生は「食生活」について、高校2年生は「更年期」について学びました。
このうち、高校2年生は最初にリンパの流れをよくする体操を教わり、続いて更年期とは何かについて熱心にメモを取りながら学びました。
いつも元気で明るくて魅力いっぱいの白柳先生、今年もパワフルに語ってくださいました。私自身も先生にお会いできるこの機会がとても楽しみなのです。先生、ありがとうございました!
音楽コンクールに向けて
中学生は、3月に行われる音楽コンクールに向けて、合唱のイロハを教えていただく講座に臨みました。講師を務めてくださいました二橋晴巳同窓会長は、西遠の音楽の講師を長く務められた先輩です(私も教え子です!)。そして、今は同窓会の合唱グループ「コール・リモーネ」の代表です。コール・リモーネの皆様も駆けつけてくださって、中学生に呼吸法や発声から教えてくださいました。
テストも終わり、いよいよ本格的にスタートする合唱練習。今日のこの講座での実践は、きっと今までよりもレベルの高い合唱へと生徒を導いてくれることでしょう。二橋先生、リモーネの皆様、ありがとうございました!
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まだまだ紹介し切れない土曜日のイベント。また近いうちにご紹介しますね!
夕暮れの西遠です。アクトタワーのはるか上に、金星が輝いていました。