第78回高校入学式

本日、西遠女子学園高等学校第78回入学式が行われました。

入学した皆さん、おめでとうございます。
これから3年間、この学園で大きく大きく成長していってください。
ご家族の皆様、これからはお嬢さんが進路に向けて大きく踏み出す3年間です。
たくさん悩んで決定していく人生の方向。
ご家族の皆様と共にお嬢さんの日々を支えていきたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

私が新入生の皆さんに紹介したのは、この2冊の本です。

おおたとしまささんの「新・女子校という選択」「新・男子校という選択」( 日本経済新聞出版社 )は、これから女子校で学ぶ皆さんにとって、自分が過ごす場所とその特色を客観的に知ることのできる本です。

全国各地の私立学校を訪ねたおおたさんが、広島学院で出会った一人の男性。今日は、そのお話をしました。広島学院中・高等学校で、50年以上の長きにわたって用務員さんとして働いたロサドさんがこの春85歳で学校を退職したというニュースを知り、おおたさんは以前ご自身が書いたロサドさんの記事を再掲したのでした。おおたさんは、スペイン出身のロサドさんの「他者のために生きる」生き方を紹介し、次のような言葉でまとめていました。

ひとは威張っているひとに威厳を感じるのではない。善なる行いをするひとに威厳を感じるのである。非凡とは他人ができないことを成し遂げることではない。誰にでもできる平凡を継続することこそが非凡なのである。

『ロサドさんの木工小屋〜A Man for Others〜』名門校を見守る“スーパー用務員”さんの話 (おおたとしまさ)より

他者のために黙々と努力を重ねるロサドさんの生き方は、短編小説「木を植えた男」のブフィエ氏のようだ、とおおたさんは感じたそうです。素晴らしい人に出会ったおおたさんの想いに触れ、私は今日新入生の皆さんにロサドさんのことを紹介しました。

新入生の皆さんはどんな人生を送りたいと思いますか。この3年間で、自分の人生の土台をしっかりと築いてください。そのための心の栄養を、今日のロサドさんの話を皮切りに、私はたくさん皆さんに提供していきたいと思います。

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今日の入学式の舞台がどうやって出来上がったのか、少し舞台裏をご紹介します。
新入生の皆さんが教室に入り、式の前のHRに臨んでいるとき、高校3年生と先生方は式の準備をしていました。

小雨の降る中、正門から講堂への石畳を丹念に掃除してくれたのは高校3年生です。

ドア係の高3生は、式の進行と自分の役目をしっかりと確認していました。荘厳な式典をつつがなく進行するために、ドア係の役目は重要です。打ち合わせをする彼女たちが、とても頼もしく見えました。

先生方も準備に余念がありません。
雨の中を駐車場の係の先生が南グラウンドに向かいます。

舞台を飾る花を運んで並べる先生方。

こうして入学式の舞台が整っていきました。
ひとつの式典が行われる時、たくさんの人がそれを支えています。
新入生の皆さんにも、そういうことに思いをはせることのできる人になってほしいと思います。

明日は始業式。新しいクラスでの第一歩を踏み出す日です。元気に再会しましょう!