学校からの帰路、狭い道を車で走っていたら、
前方に飼い主さんとお散歩中のワンちゃんを見つけました。
ワンちゃん、犬種はミニチュアシュナウザーです。
おりこうさんに、散歩するその後ろ姿や毛並みを見ていたら、
懐かしく、切ない思いがこみ上げてきました。
同じミニチュアシュナウザーのシュバルトを思い出したからです。
我が家の愛犬だったシュナウザーのシュバルト。通称シュバ。
去年5月に10歳で天に旅立ち、もうすぐ1年がたちます。
運転席から見たシュナウザーさんはとてもお利口に散歩していましたが、
シュバは全く違って、悪い子でした。
散歩中は、こう↓
飼い主に似ると言いますが…
…飼い主は私です…。
散歩の道は僕が決める、とばかり、
角に来ると、よく私の母と
綱の引っ張り合いをして、にらみ合ってました。
「こら、シュバ!こっちに来なさい!」
が我が家の決まり文句でした。
シュバの体に異変が見つかったのは、
一昨年の10月のこと。
顎に癌が見つかりました。
家族で話し合い、
自然に任せ、食べられるものを食べさせてあげようということになりました。
3ケ月と言われたけれど、彼は頑張り、
家族の旅行や出張の間もちゃんと元気でいてくれて、
最後は東京から駆けつけた長女にもちゃんと挨拶を済ませ、旅立ちました。
今思えば、シュバの発病は
長女が留学から無事に帰り、
長男が結婚した直後でした。
家族を見守ってくれていたのだと
私は勝手に確信しています。
「お手」といえばよだれを垂らし、
食べ物への執着は人一倍強かったシュバ。
お客さんが来ても吠えないくせに、
呼び鈴で気づくと、
その後お客さんが帰るまでずーっと吠え続けた、困った子でした。
弱虫で、臆病で、雨が大嫌いでしたっけ。
決して名犬とは言えなかったけれど、
しつけもちゃんとできなかったけれど、
まちがいなく、我が家のアイドルだったシュバ。
ずっこけ写真だけ掲載するとシュバに叱られそうなので、
数年前に学園祭の動物フォトコンテストに出した写真も掲載させてください。
空を見上げてるようなベストショットです。
シュバのこと
(実は、エサを待ってるところなんですが…。)