長い間、入寮のお作法をご指導くださった竹元朝子先生が3月6日にご逝去されました。
本日、告別式に参列させていただき、先生にお別れをしてまいりました。
竹元先生は、いつも凛とされていて、たくさんの生徒にお作法の心というものを教えてくださいました。
「作法は心です」
という先生の厳かな口調が、耳に甦ります。
今年度は、前期の間、ご病気で入院されたため、代理の先生にお越しいただきましたが、退院された後期には1年生の後期入寮でお作法指導に復帰してくださいました。
今年1月にお電話でお話したのが最後となってしまいました。
西遠の入寮をとても大切にお考え下さり、お電話では
「だんだん快方に向かっておりますので、新年度もうかがいます。宜しくお願い致します。」
とお話しくださったのですが、再会かなわず、このようなお別れとなってしまい、大変残念に思っております。
4年前、学園祭の第1日目にお越しくださり、私が当時担任をしていた4年菊組のHR展を大変熱心に見学してくださいました。
「桜」をテーマにしたHR展では、東日本大震災と桜のことを調べたコーナーがあり、大変熱心に説明を聞いてくださって、
「とてもいいHR展でした」と笑顔でお話しくださって感激したことが今も心に残っています。
その時の先生の横顔が、私のパソコンに一枚残っていました。
一度、お買い物中の竹元先生に偶然お会いしたことがありますが、
美しい所作でいらして、はっとしたことを覚えております。
いつでも、どこでも、あのたおやかなしぐさと、凛とした姿勢で過ごされていたのですね。
竹元先生、長い間、西遠生のお作法のご指導、本当にありがとうございました。
心よりご冥福をお祈り致します。
※竹元先生のお作法指導中のお写真を掲載させていただきました(3月10日)。