すっかり遅くなってしまいましたが、
2月7日(1か月以上前だ…。反省!)の講堂朝会の集会記録を、本日読み終わりました。
中学生の皆さんに、大河ドラマのお話をした、あの講堂朝会です。
簡単に振り返りますと、
☆「樅の木は残った」「竜馬がゆく」の本を紹介。両方とも、大河ドラマの原作本である。
☆オオバは、大河ドラマを幼いころから見てきて、歴史が好きになった。
☆大学受験の小論文では、大河ドラマを見ていたことが助けになった。
☆大河ドラマをテーマにして、エッセイコンテストに応募し、30万円とワープロをもらった!
☆ということで、人生で2回も大河ドラマに助けられたのである!
☆今年の大河ドラマ「花燃ゆ」は視聴率がよくないそうだが、良い番組である。
☆幕末の歴史が分かるから、ぜひ見てください。
☆「花燃ゆ」に登場する吉田松陰は「至誠にして動かざる者は、未だ之有らざるなり」という言葉を愛した。
☆「至誠」とは、「まごころを尽くすこと」。
☆まごころを尽くすことが、何においても大切である!
というような内容をお話しました。
「大河ドラマは見たことがありませんでした」という感想が多かったですが、
「先生に言われたので、見てみたら、面白かったです」という感想もあって、
とても頼もしく、またうれしく思いました。
薦めたものを受け止めてくれる人がいるというのは、本当にうれしいものですね。
「大河ドラマ見てます!」
「先生が大河ドラマの話を始めたので、興奮しました」
という大河ドラマ同好会入り決定メンバー(!)からの嬉しい感想もありました。
「私の大河ドラマベスト5」を教えてくれた生徒もいました。
思わず、私のべスト10をお返事に書いてしまいました!笑
また、30万円とワープロのくだりでは、
「私も30万円欲しいです」「でも、作文で30万円もらう自信がありません」といった本音!や、
「先生質問です。ワープロってなんですか?」という平成生まれ達の素朴な疑問まで飛び出しました。
そうか、もうワープロなんて死語だわね…。
さらに、「先生は小栗旬が好きだったんですか?私はあまり好きではありません。演技はうまいと思います。」とか(笑)。
なかなか楽しい感想が多くて、コメントを書き入れるのに時間がかかってしまいました。
(と言い訳してみる…。)
今年度の講堂朝会はこの集会記録を返却して終わりです。
来年度を楽しみだと言ってくれる生徒たちに感謝しながら、
また話すことをいろいろ考えようと思います。
みんな、ステキな感想をありがとう!
「続き」に集会記録より各学年2名ずつの感想(抜粋)を掲載しました。
1年生
「今日、お話を聞いて本当によかったです。「真心を尽くす」という言葉、本当に素晴らしいと思いました。私は最近、人の話に流されたり、無理して笑ったり…自分を見失いかけていました。しかし、今日話を聞いて気付くことができました。一番大切なものを忘れているということを。もう大丈夫です。「真心を尽くす」という目標ができました。今日から綺麗な心が持てるように頑張りたいと思います、友達から信頼される、年上の人とも仲良くできるよう、真心を尽くしていきたいです。
私は社会(地理も歴史も)があまり得意ではなく、好きではありません。先生は大河ドラマを見て社会が好きになったと聞きました。大学受験で助けられたということも聞きました。私は今まで見ていたテレビに助けられたということはありません。だから、これからはそういうためになるテレビを見ていきたいと思いました。ニュースなどをいろいろと見て勉強したいと思います。今日の講堂朝会の話を聞いて、大切なことを感じ、学びました。3月11日に行われる音楽コンクールに向けてクラスで一生懸命練習してみんなで団結して頑張りたいと思います。
2年生
今中2でちょうど歴史をやっていて「花燃ゆ」と同じところを勉強しています。だから今の私は、ドラマとしてただ見るだけでなく、ドラマという勉強をしています。それがとてもおもしろく、はまっています。私は「花燃ゆ」というドラマについてなら、すらすらと作文が書けそうです。「花燃ゆ」は視聴率が良くないようです。でも、私は視聴率なんか気にせず、見ている人に楽しみながら勉強させてほしいです。そして、これからも、もし視聴率が伸びなくても絶対に見続けます。前まで大河ドラマはつまらなそうで嫌いだったけど、今の私のように大勢の人に大河ドラマの素晴らしさが感じてもらえたらいいのにな、と思います。私が大人になって、子どもが生まれて、孫ができたとしても、見続けます。大河ドラマは、ある意味日本の伝統のひとつに入ると思うので、続いていってほしいです。
「花燃ゆ」のお話は、吉田松陰、その家族、妹などが出演していて、とても勉強になるドラマだそうです。私は今まで大河ドラマはあんまり見なかったけれど、日曜日、お話を聞いたのを思い出して、大河ドラマを見ました。初めから見ていなかったので、初めの方は分からなかったけれど、祖母がよく見ていたので、話の流れを教えてもらいました。これから坂本竜馬やいろいろな人物が出てくるところなので、とっても楽しみです。次回も見ていきたいと思います。また、校長先生が紹介して下さった「竜馬がゆく」という本が今とっても気になっています。だから見つけたら読んでみたいです。きっと内容は難しいと思いますが、少しでも読んで頭に入れておきたいです。
3年生
何かに興味を持つことは大切だ、と感じました。興味を持って、それを探究するのは楽しいことだと思うし、自分の成長にもつながると思います。例えば、作文の題材にしやすかったり、自分の助けにもなってくれるものだと思いました。大河ドラマに限らず、自分が興味を持てるものを探していきたいです。
「まごころをこめる」ことについても考えさせられました。ふだんの私を振り返ると、例えば授業の時や朝の挨拶などめんどうくさがって、ついおざなりになりがちです。でも、やっぱりそれではいけないと改めて思いました。形だけでなく心から先生や友達に挨拶できるようにしていきたいです。「まごころをこめる」と口で簡単に言えるけど、実行するのは難しいことだと思います。最近道徳で「自立」について考えました。自分が周りの人にお世話になっていることを自覚し、感謝できることも、自立するうえで欠かせないことだと私は考えます。真心を込めて「ありがとう」と言える、自立した大人になりたいと思いました。
「何をするにも『真心』をもってすれば相手に気持ちは伝わる」という先生の話を聞いて、自分は何かする時に「真心」をもってしていただろうかと考えると、何も考えていなかったような気がしてきました。どうせ同じことをするんだったら「真心」を持ってした方が、相手も自分も気持ちが良いと思います。掃除の時間、私はトイレと水道が担当です。どちらも、言われた時あまり良い気持ちではありませんでした。多分、みんなあまり掃除したくない場所だと思います。だから、私は手早くすぐに終わらせてしまったりして、しっかり掃除をしていません。それも、「真心」をもってすれば、しっかりピカピカになるまで掃除して、使う人も嬉しいし、自分も気持ちがすっきりすると思います。