今年度最初の講堂朝会

曇っているなと思っていたら、あら、雨が!
音もなく雨の降る日曜の浜松です。
昨日は、今年度最初の「講堂朝会」でした。
全校生徒が講堂に入場、
前期の役員認証式を行い、
続いて「講堂朝会」が行われました。
1年生にとっては、初の講堂朝会です。
そして、考えてみれば、全校が初めてひとところに集まったことになります。
昨日の講堂朝会で、私は生徒会活動の活発化を呼びかけました。
来週行われる生徒総会を前に、
最近生徒総会が形骸化し、
方針を述べる執行部も、
それを聞く会員の皆さんも、
総会を生かしていないのではないかと。
私自身が西遠生として執行部にいた頃(大昔ですが…笑)、
生徒総会は本当にドキドキものでした。
なぜなら、方針を説明した後、
質疑応答の時間に、会場から次々手が挙がり、
会員の皆さんから容赦ない質問が来て、
それに慌てることなく答えることが執行部長には求められていたので、
執行部としては勝負の舞台だったのです。
生徒会活動には緊張感がありました。
意見を持たない、疑問を持たない・・・会員の皆さんがそんな姿勢では、生徒会活動が活発化する訳がありません。
執行部の活動をちゃんと見つめなければ、執行部としてもチェック機能が働かず、空疎な活動を行うばかりになります。
そして、せっかく自分たちで活動することが認められているのに、その活動をおろそかにするならば、
先生方は生徒の自治を取り上げてしまうこともできるんですよ・・・と、
ちょっと怖い話もしました。
昨年度の中高生徒会執行部は、かなり頑張っていましたので、
私の辛辣な話は、昨年度の功労者の皆さんには申し訳なかったなと思います。
挨拶運動やブログの開設、様々なイベントの開催に頑張ってくれていましたもんね。
その頑張りはちゃんと分かってますよ!
でも、今年度さらなる飛躍のために、あえて辛口コメントをさせてもらいました。
生徒総会を、もっと生きた会にしましょう!!
前年度踏襲とか、形式だけの会議とか、受身の姿勢とか・・・そういうものから脱却してほしいです。
執行部は分かる言葉で丁寧に説明し、
会員は分からないことを恥ずかしがらずに「説明してください」と言える、
そんな生徒総会から、今年度の生徒会活動をスタートしてほしいのです。
北浜中学校の生徒会の取り組みも紹介させていただきました。
それがヒントになって、西遠の生徒会が創造的な活動を繰り広げてくれたら嬉しいです。
そして、そのために一つ皆さんに
今年度の課題として示したのは、
「自分の伝えたいことを、自分の言葉で、ちゃんと相手に伝えてください」
ということ。
原稿を棒読みするのでは、伝えたいことは相手に届きません。
どうやったら、自分の思いが相手に伝わるかを考えて、
自分の話し方を工夫し、
自分のナマの声でちゃんと話しましょう。
そのための準備を怠らないようにしましょう。
このことを意識して、一年間過ごしたなら、
皆さんはきっと素晴らしい思考力と発言力を身につけることができるはずです。
それは、これからの社会にとても求められている力です。
西遠の学園生活の中で、その能力を身につけましょう!
「今日の講堂朝会、面白かったよ」
と6年生に言われました。
皆さんからの感想が書かれた集会記録が届くのを、楽しみにしていますね!
西遠の花々。
職員室南のハナミズキです。

ツツジも咲き始めました。

そして、コデマリも。


花々が美しい学園です。