感動の大藤

今夜のNHK「ニュースウォッチ9」で、栃木県足利市の「あしかがフラワーパーク」からの中継がありました。
みごとな大藤のライトアップ…。
園長の塚本こなみさんも登場し、優しい口調で藤の魅力を語っていらっしゃいました。
この大藤は、樹木医の塚本さんが難しい藤の木の移植を成功させて、現在、見事な花を咲かせるようになったものです。
その塚本こなみさん、
浜松出身であること、
日本初の女性樹木医だということ、
浜松フラワーパークの理事長として、
桜とチューリップの競演を実現させ、
経営が悪化していたフラワーパークをみごとに「復活」させたこと・・・
浜松人として誇らしくなる、ご活躍ぶりです。
そんな塚本さんのお話をぜひ生徒にも!と考え、
西遠で「女性学講演会」の講師をお願いしたことがあります。
2007年のことだったでしょうか。
塚本さんは穏やかな口調で、生徒たちに自然への畏敬の思いを語ってくださいました。
心が洗われるように感じたことを今も覚えています。
私は2008年と2009年、2年連続でこの「あしかがフラワーパーク」を訪ねました。
塚本さんが来校された時、「友情」顧問だった私は、塚本さんのインタビューに同席することができ、その時いろいろお話を聞かせていただいたのです。
塚本さんのお話から、ぜひとも本物の大藤を見たくなって、矢も盾もたまらずGWに家族旅行を計画したのでした。
最初に訪ねたのは、夜の大藤。

あまりの見事さに、言葉を失いました。
幻想的な空間でした。
いつまでもそこにいたい気持ちになりました。
佐野市に宿をとって、次の日も出掛け、昼の大藤も堪能しました。
翌年は、娘と二人で出掛けました。
先ほどのニュースでは、今日は6万人の人出だったそうですが、
私が行った時もまさに大混雑でした。

園内には、老若男女がみんな笑顔で藤の花を見上げていました。
若いカップルもいれば、車いすの方もいます。
おじいちゃんとお孫さん、3世代かなというご家族もたくさんいました。
混雑していて窮屈なはずなのに、逆に心が和んでいくのを覚えました。
藤の花の魔法かもしれません。
NHKの中継で、また行きたくなってしまいました。
今年は叶いそうもないので、せめて過去の写真を眺め、うっとりしたいと思います。
足利フラワーパークには、白藤のトンネルもあります。
これも見事なので、最後の写真は白藤を・・・。