平和を想う心

殉難学徒慰霊式から約1週間。
さまざまな方から、ご感想をいただきます。
皆様の「平和を想う心」「受け継ぎ、語り継ぎたいとの決意」をひしひしと感じます。
ご病気で当日慰霊式にご出席が叶わなかった橋本様からも、丁寧なお手紙をいただきました。
橋本様のもとにも、ご友人や恩師の方からたくさんのメッセージが届いたそうです。
そして、橋本様のお手紙(慰霊式で代読させていただいた文章)は、近々西遠のホームページで公開させていただき、最愛のお姉様を亡くされた悲しみ、自ら体験された戦時中の恐怖、そして橋本様の平和への願いを皆様にお読みいただけるようにしていく予定です。
本日は、動員学徒の同級生の杉浦様から、「慰霊式の新聞を読みました」と学校にお電話をいただきました。
亡くなった方たちのことを思ってくださる西遠の後輩たちに、感謝してくださったとのことです。
杉浦様ご自身も、新聞記事を読みながら、当時のご苦労を思い出されたそうです。
貴重なお電話をありがとうございました。
ぜひ学園をお訪ねいただきたく存じます。
慰霊式当日には、お忙しい中、浜松ユネスコ協会の大石様と服部様もお越しくださり、参列してくださいました。
橋本様のお手紙、生徒会長の慰霊の言葉、代表生の作文発表など平和を尊ぶ思いに満ちた慰霊式に感銘を受けられたとのことでした。
こうして、西遠がずっと行っている「殉難学徒慰霊式」には、亡くなられた方への慰霊と共に、戦争の悲劇を忘れず、命の重みを知り、平和を継承していく姿勢を表明するという大きな意味もあるのだと思います。
西遠の「平和教育」をこれからも大切に発展させていきたいと思います。

浜松ユネスコ協会の服部様からいただいた、手作りの布製カーネーション。
玄関で、お客様を出迎えてくれています。