女子校って、おしとやかな人が多い??
うーん、おしとやかにすべき場面ももちろんあり、
作法指導などもばっちり行いますが、
実は、
おしとやかだけではいられないのが女子校です。
高校生の集会記録に、こんな言葉があります。
私は一時期、共学に憧れみたいなものを持っていました。だけど、今は女子校にいられることがものすごく嬉しいです。一つの理由として、変な気を遣わなくていいというのもあります。女子だけだから、力仕事も自分たちでやらなきゃいけないので、ここに入ってから、いろんなことができるようになりました。学園祭は個人的にすごく好きな行事で、みんなで、しかも、女子だけで、あんなに素晴らしく、大きく、インパクトのあるものを作り上げられる。それも、一つの女子校の魅力なのかなと感じます。パフォマンス大会の盛り上がりや体育大会の盛り上がり、何と言っても女子の底力、団結力なども、西遠ならではかなと思います。
そう、力仕事も自分たちでやらなきゃいけない!!
気づくと、結構重い物を移動させることが上手になっています。
学園祭前後の机と椅子の移動などを見ていても、
中1の時に苦労してた生徒も、
高校生ぐらいになると、ずいぶん軽やかに机と椅子を持ち運んだりしています。
「こんな重い物、持てなーい」なんて言ってる子はいませんね(笑)。
のこぎりとか、かなづちとか、図面書いたり、立体物を作り上げたり…、
学園祭の準備と片付けでは、西遠の生徒は実によく働きます。
技術の先生に教わったり、男性教員のアドバイスを受けたりしながら、
「やってやるぞ」の気概は十分!
その意気込みと、苦労と、努力の結果、
学園祭では、毎年すごいものが教室に出現するのです。
マチュピチュにも挑戦するし、
平等院も作り上げてしまう!
ダイオウイカだってできちゃいます!
モアイ像など、ホンモノそっくりの質感です。
女の子だけでやり遂げる快感、そして、達成感、団結力!
これに、閉会式での結果発表があり、
自分のクラス名・クラブ名が呼ばれようものなら、
もう涙と歓声の洪水です。
入賞の瞬間、何ケ月分の苦労も吹き飛び、
責任者には「○○ちゃんありがとう!」の声が飛びます。
涙と笑顔でいっぱいの閉会式の後、制作物を壊す作業も、またまた盛り上がります。
泣きながら、笑いながら、巨大制作物を分解し、ごみを分別。
いつの間にか、クラスメイトが、グループを超えてみんな仲良くなっているのです。
実は、クラス担任も、学園祭HR展準備を陰で支えています。
制作物の材料をそろえたり、
資料を調べて責任者にそうっと渡したり、
失敗してへこんでしまった生徒を励ましたり、
時にケンカを仲裁したり・・・。
そんな日々があったからこそ、
入賞の喜びに涙を流す先生もいるのです。
女子校の学園祭には、一人一人の努力と苦労、クラス全員と担任の協力と団結が詰まっています。
西遠、今年の学園祭は、10月3日(土)4日(日)です。
今年の西遠生パワーをどうぞその目でお確かめください!