今日は、東京から、高女37回卒業の大中香代様が東京からご来校くださいました。
6月に行われた「東京そでし会」にて自らの戦争体験を語ってくださった大中様に、
ぜひもっと詳しくお聞かせくださいとお願いしましたところ、
今日母校をお訪ねくださったのです。
戦時中のこと、
戦後の西遠の様子、
岡本富郎先生との思い出、
卒業後のお話・・・、
大中様からたくさんのお話を聞かせていただきました。
昭和20年2月、六間道路を歩いて登校中、小型機の機銃掃射から逃げ、ヤツデの木に抱きついて身を隠したというお話や、
同じく昭和20年6月17日深夜に始まった浜松への大空襲の際、井戸に5時間以上も身を隠して家族全員助かったご体験、
知り合いの方、小学校時代のご友人一家、お世話になった方が空襲の犠牲になって亡くなったというお話をうかがいました。
高校演劇部の生徒も途中から加わって、大中様のお話に耳を傾けました。
8月15日にアクトシティ大ホールで『夕空』を上演する演劇部のメンバーたちにとって、
先輩の戦争体験のお話は、心に深く刻まれるものであったことでしょう。
この後、大中様と演劇部5年生8名、理事長先生と、演劇部顧問の三井先生、そしてオオバの総勢12名で、浜松市役所に伺い、戦没者追悼平和祈念式の準備を進める飯田末夫さんと共に、鈴木康友市長を表敬訪問しました。
8月15日の舞台に向けて、励ましの言葉をいただきました。
平和への願いを込めて高校演劇部は『夕空』の稽古に励みます。
大中様からお聞かせいただいた貴重なご体験は、
この後しっかりとまとめていきたいと思います。
戦後70年、今こそ大事にしたい平和への思いです。