夏休みということで、ドラマの話を少し。
テレビっ子で育った私は、ドラマが大好きです。
今年は、ここまで「花燃ゆ」は毎週欠かさず(ほぼ習慣化…)見ています。
幕末の歴史は、どっち側から見るかでだいぶ印象が違いますね。
「新撰組!」「篤姫」「龍馬伝」「八重の桜」と見てきて、今度は長州藩側からのドラマ。
吉田松陰についても、いろいろ考えさせられました。
低視聴率であえいでいた頃、私もあんまり面白くないなあと正直思っておりました。
井上真央さんの演技は文句なかったんですけどね。
ここ数回はまた面白くなってきました。
来週、高杉晋作の動きに注目します。
さて、今年ここまで見てきたドラマで一番私が気に入ったのは「天皇の料理番」でした。
丁寧なドラマ作り、
演技派揃いの配役、
明治村も登場したロケ、
さだまさしの主題歌、
美味しそうなお料理の数々、
そして昭和時代の同名ドラマよりも速いテンポの展開。
・・・どれをとっても、大変見応えのあるドラマでした。
特に、お兄さん役の鈴木亮平さんには何度も泣かされました。
そして、昔から好きだった小林薫さん。いい役者ですねえ…。
このドラマが終わって、日曜9時の楽しみがなくなってしまい、
ちょっと寂しい日曜夜です。
昨日、名優加藤武さんの訃報にびっくりしました。
加藤さんといえば、金田一耕助シリーズの「よーし、わかった!」で知られる警察官など、名脇役として活躍された方。
私にとっては、中学時代に見ていた「警部マクロード」というアメリカのドラマに出てくるクリフォード部長の声優さんとして名前を覚えた方でした。
「警部マクロード」は「刑事コロンボ」の後始まったドラマで、私の大好きな海外ドラマでした。
クリフォードさんは、いつも主役のマクロードがハチャメチャな行動をするものだから、迷惑千万!と苦虫をかみつぶした顔をしていました。
でも大事な場面では部下を守る、男気のある部長さんでしたっけ。
加藤武さんの訃報に、しばし青春時代に楽しみに見ていたドラマを思い出したオオバでした。
おまけ。
「警部マクロード」にゲストで歌手のジョン・デンバーが出たことがありまして、
そこで彼の歌声を(歌だけは吹き替えなしで放送されました!)聴いた私は、
澄んだ歌声に参ってしまい、生まれて初めて英語のレコードを買ったのでした。
結果、「故郷に帰りたい」(カントリーロード)は、私が唯一歌える英語の曲。
今年5月に西遠を訪ねてくださった宇宙飛行士のジョンさんがウエストバージニア出身と知り、
「カントリーロード」を一緒に口ずさみ、ジョン・デンバーの話ができたことは幸せでした。
英語は苦手でも、気持ちが通じて盛り上がることができたのは、
よーく考えると、「警部マクロード」を見ていたおかげですよね!