「平成27年度浜松市戦没者追悼平和祈念式」に参列させていただきました。
いつも8月15日は、我が家で正午のサイレンと共に黙とうをしていました。
初めて、アクトシティ浜松大ホールで、テレビ中継と共に黙とう。
戦後70年の黙とうは、サイレンの聞こえない、静かな黙とうでした。
今回の式は、オープニングで市民のコーラスが行われ、続いて西遠女子学園の高校演劇部による『夕空』公演、そして、休憩をはさんで式典という順序でした。
私自身、こうした式典に参加するのは初めてのことですが、西遠の演劇上演ということで、西遠の関係者がたくさんホールに集い、私服姿の生徒も数多く詰めかけていました。
若い世代の参加は、式典に毎年参列されている方には新鮮に映ったのではないでしょうか。
公演中の写真は撮ることができませんでしたので、オープニング少し前の会場を一枚。
このあと、もっとたくさんの方が詰めかけました。
『夕空』は、演劇部の生徒たち一人一人が一生懸命演じているのが伝わってきて、ジーンとしました。
西遠の制服をそのまま使ってのお芝居でしたので、卒業生の方々には懐かしかったことでしょう。
三井先生原案のこのお芝居は、約20年前に作られ、今回祈念式への出演打診の折に偶然生徒たちが台本を見つけ、今日の公演につながりました。
今日の朝日新聞「第2静岡」のページに、そのことが紹介されています。
そして、殉難学徒のご遺族のお一人である橋本みつ様のインタビューも載っています。
その橋本様も、今日の祈念式に東京から参列してくださいました。
殉難学徒と同級生の高女34回の皆様は、演劇終了後、同窓会長さんと一緒に楽屋までいらしてくださり、演劇部の生徒たちを激励してくださったそうです。
そのほか、同窓会の皆様とも、たくさん会場でお会いすることができました。
新聞を見て参列してくださった旧教職員の駒田先生(国語科)ともロビーでお話することができました。
保護者の皆様、演劇部のご家族の皆様、会場係として奔走していた我が同級生、そのお嬢さん(卒業生)、おばあさまのお伴で参列した中学生、友達の熱演を見守った高校生、先生方などなど、
西遠の絆を会場のあちこちで確かめることができました。
皆様、演劇部への応援、ありがとうございました。
演劇部の皆さん、熱演をありがとう。
戦後70年、この節目の年の「終戦の日」を、私たちはきっと忘れないでしょう。
式典の後、橋本みつ様が西遠を訪ねてくださいました。
殉難学徒30名分です、とお花をお持ちくださいました。
橋本様、ありがとうございました。
橋本様とのお話は、またご紹介します。