8月21日に島田市で行われた「わたしの主張2015県大会」。
西遠から中学3年生の木元さんがみごと出場を果たしました。
県内の中学生応募14,404名の中から、書類審査を通っての出場でした。
県大会に出場できるのは13名。
木元さんは、予選通過の報を受けてから、
県大会に向けて休みを返上し、
また、部活の練習の合間に、
一生懸命弁論の練習に励みました。
中講堂や、生活会館の講堂での練習。
3年の早織先生がつきっきりで指導!
滑らかに話すこと、視線、間の取り方など、
いろいろ練習しましたね。
前日には、講堂でマイクを使って練習し、いろいろな先生に聞いてもらいました。
木元さんの発表は、文化を超えた国際交流の大切さを訴えたもの。
昨年、韓国の小中学生と触れ合った体験をもとに、
今年ジョン・マクブライトさんの講演を聴いたことも生かして、
何事も文化の違いだと片付けるのではなく、「地球人」の視点が大事、と語りました。
原稿を書くところから始めて4カ月以上、木元さん、よく頑張り抜きました!
優秀賞、おめでとうございます。
西遠では、毎年12月に「女性学弁論大会」を催しています。
自分の主張をマイクを通してたくさんの人々に伝えるという体験、とても貴重な機会だと思います。
自分の思いをいかに分かりやすく人に伝えるか、
これはなかなか難しいものです。
女性学作文が夏課題としてすでに出ている学年もあると思いますが、
まず、自分の訴えは整理できましたか?
自分の訴えをより分かりやすく表現できていますか?
弁論として有効な文章ですか?
原稿が出来たら、次は訴え方。
どんな点に注意して原稿を読めばいいのか、が大切です。
発音は?抑揚は?間は?・・・注意すべき点はたくさんあります。
また、緊張して声が上ずってしまわないように練習も大切ですし、
皆を見る視線も大事。
原稿にずっと目を落としていたら、声も小さくなるし、訴えも弱まってしまいます。
姿勢やマイクとの間隔も意識しなくてはいけません。
弁論って、実に奥が深い!!
かくいう私も、
かつて西遠の中学生時代に、
3年の先輩が「浜松市中学生弁論大会」に出場する姿を見て、
自分も出たいなあ…とあこがれたのでした。
3年になり、溝口先生に呼ばれて
「お前、出てみるか?」と言われた時、
嬉しかったな~。
原稿を何度も書き直したり、
放課後毎日練習したり、
いろいろ大変ではあったはずですが、
出場の夢が果たせて、ひたすら幸せでした。
西遠って夢が叶うところなんだ…、と思ったものです。
という訳で、大会は違いますが、
「わたしの主張」出場や
「女性学弁論大会」の指導には、
私も力が入ってしまいます。
弁論の面白さ、奥の深さ・・・。
たくさんの人に知ってもらえるとうれしいな、と思っています。