皆さんは美術館に行ったことがありますか?近年地方の美術館が抱える問題のひとつに、「若者の美術館離れ」が挙げられています。都市部では、展示内容によっては若者が大勢訪れることもありますが、やはり美術館の利用者の多くは50代~70代です。
私たちは、このHR展を通して、若者はもちろん多くの方に美術館の魅力を伝えたいです!
エレイプシス美術館 とは
エレイプシスとはギリシャ語で「不足・欠落・省略」などを表す単語です。美術館には若者が不足しているし、私たちには美術館についての知識が足りません。そこでここは「欠けている美術館」という名前の美術館なのです。
美術館とはどういう所なのか
美術館とは、作品を通して見る人の心を豊かにして、自分にしかない想像力や発想力を広げる事が出来る場所です。また、リラックスして遊んだり、作品についての感想や意見を語り合ったりする交流を通して、新たな発見が生まれる場所です!!
地域と世界の美術館について
1.遠州と世界の美術館の課題

★老朽化・建物寿命:建物自体の寿命、耐震性、設備の限界
★スペース不足:手狭で展示スペースや保管スペースが確保できない
★機能の継承:人材育成が難しい→次世代への継承ができない
★資金不足と持続可能な経営:コロナ後の公的支援の減金、運営費や修繕費の高騰→財政基盤の悪化
★デジタル化とアート離れ:SNSやデジタルコンテンツの普及による若年層の美術館離れ
★コレクションの維持:収蔵スペースや専門人材の不足
★オーバーツーリズムと過密化:観光客が集中→展示室の過密や鑑賞環境の悪化
2.解決策
以下に、様々な美術館が取り組んでいる解決策の例を挙げます。
《来場者の増加について》 ★若者を対象とした値段設定
★開演時間の延長・夜間イベントの実施
★館内の撮影解禁・SNSの活用
★学校教育に取り入れる
《資金不足について》
★クラウドファンディング
★企業とのスポンサー提携
《人材育成について》
★学生が美術館の実務を経験できるような実習の実施
★インターンシップの導入・増加
私たちに出来る提案
・美術館を紹介する短い動画(例:Instagramのリール動画)をつくる
↳多くの人に知ってもらうきっかけになる
・美術館作品の世界に入る体験ができるような写真スポット等をつくる
↳思い出に残せる
・美術館のチケットを回覧板にいれて配る・学校で配布する
↳若者の来場者数増加への期待
・アートマップの作成
↳小さい子どもにも館内の様子を分かりやすく伝えられる
現実的に考えると難しい提案ですが、いくつか思いついたので、ご紹介します。
・期間限定の出張美術館を各美術館が行う (例:施設を借りて開催する)
・絵本と美術館のコラボ
私たちが考える未来の美術館
以下に挙げる1~4は、私たちがこのHR展に向けて美術館について調べてきて、すでに「美術館の魅力」として皆さんにお伝えしたいことでもあります。でも、この4つをさらに意識した美術館ができたり、イベントが行われたりすると、もっともっと若い人たちが美術館に足を運んでくれるようになるのではないかと考えました。
美術館になんとなく行きづらくて躊躇っている方たちが、少しでも行ってみたい!と思える美術館とは・・・
1.誰もが気軽に立ち寄れる場所
堅苦しいイメージがなく、誰もがカジュアルに立ち寄りやすいオープンな場所。
2.新たな学びや気づきが生まれる場所
美術作品に触れることによって、年齢関係なく誰もが想像力を解き放ち新たな発想が生まれる可能性のある場所だと知ってもらう。1人1人の「行き詰まっていたこと」を打開する手助けになる場所。
3.多様な世代が交わる交流の拠点
若者と年配の方たちが交流する場が年々少なくなっている中で、美術館ではどの世代にも愛される作品が数多くあり、どの世代でも自由に感じることができます。そこで様々な世代が交流することで2の新の学びや気づきにさらなる広がりが生まれる場所。
4.日常から離れて、心を整える癒しの場所
人間関係・SNS・仕事など、様々なストレスにさらされて疲労が溜まっている現代人(未来人)にとって、現実から離れて美術作品をじっくり鑑賞することによって心を落ち着かせることができる場所。
インタビューにご協力してくださった美術館
浜松市美術館 https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/artmuse/
平野美術館 https://www.hirano-museum.jp/
浜松市秋野不矩美術館 https://www.akinofuku-museum.jp/
参考にしたサイト
https://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/cmsfiles/contents/0000163/163989/toushin.pdf






