3年藤組 音楽の都

3年藤

わたしはソプラだぷぅ

今からわたしが音楽について紹介するぷぅ

音楽の都への発展

「製造業のまち」「ものづくりのまち」(輸送機器産業、繊維産業、楽器産業の三大産業中心)

       

     「楽器のまち」(楽器作り中心)

       

     「音楽のまち」(楽器づくりから文化面での発展を目指す)

       

「音楽の都」(世界レベルの音楽文化や人々が音楽の豊かさや楽しさを求めて集まることを目指す)

今や浜松市は世界的に有名な「音楽の都」だぷう

「音楽の都」としての取り組み

1、浜松国際ピアノコンクールが開催されている

「高松国際ピアノコンクール」、「仙台国際ピアノコンクール」と並ぶ「日本三大ピアノコンクール」のひとつ。第3回から世界的ピアニストの中村紘子さんが審査委員長を務めている。中村さんのご尽力の下、コンクール創立10年たらずで国際ピアノコンクール連盟に加盟させるなど一級レベルの国際ピアノコンクールに昇格した。コンクールを終えたピアニストの中から希望を募り開催されるスクールコンサートは、地元の小学生が世界レベルの演奏に触れる貴重な機会になっている。

2、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)創造都市ネットワークの音楽分野での加盟

音楽分野での加盟は、アジアでは初めての快挙。海外の文化創造都市と交流し、共同で事業を行う機会が増えた。(※現在はコロナ禍で縮小した交流を再開している。)

今年の10月には、通算32回目となるハママツ・ジャズ・ウィークが開催されるぷぅ。1週間、浜松市全体が「ジャズの街」になるだぷう。

また11月には3年に一度の「浜松国際ピアノコンクール」が開催されるぷぅ

滅多に聴けない世界的に有名なプレイヤーの演奏があるから、ぜひ行ってみるのだぷぅ!

浜松の音楽自慢

①YAMAHA、カワイ、Rolandなど世界に誇れる音楽企業がたくさんある。

クラシック、ジャズ、吹奏楽、伝統芸能など、幅広い音楽の取り組みがある。

③ライブや発表会などの、音楽を発表できる機会がたくさんある。

④街中にライブハウスや楽器を気軽に演奏できる飲食店が多い。

⑤人口規模に比べて音楽ホールの数が多い。 ※この点につきましては、最近、バレエやピアノ教室などの発表会を行えるホールがなくて困っているという話を聞くこともあり、賛否両論あります。

⑥「全日本吹奏楽コンクール」に浜松聖星高校が毎年入賞している。

⑦全国的に有名で技術レベルが高い楽団がごろごろいる。

音楽の都というだけあって、音楽の自慢がたくさんあるんだね!

そういえば、作家の恩田陸さんは、長編小説『蜂蜜と遠雷』を書くために、浜松国際ピアノコンクールを題材にしたの。音楽コンクールの予選会から本選までのすべてを小説にしたものだけど、執筆開始は構想開始から5年もたった2009年、2006年第6回から2015年第9回まで4度取材、かなり難しかったみたい。小説のモデルになるなんて誇らしいわね。

けれど、本物の「音楽の都」になるための課題も見つかったぷう

取材を通して気になったこと

・音楽活動をしている人が市民の中の一部の熱心な人達に限られてる。

・コロナ禍や教員の働き方改革などにより、小学校の音楽系部活動が縮小されて、             小学生が音楽に触れる機会が少なくなってしまった。  

・アクトシティーなどでコンサートをやっていても、聴きに行く人が多くはない

・音楽を聴きに行く人が大都市圏に比べて少ないため、音楽が商売として成り立たない。           儲からないので、バレエなどの楽曲演奏も、大都市圏は楽団による生演奏だが、浜松では録音した曲を流すことがほとんど。

・市民のレジャーの多様化や趣味の細分化で、以前に比べて音楽イベントの参加者を増やすのが    難しくなった。

コロナ禍の影響も、、、

・巣ごもりが普通になり、自宅で音楽を楽しむ人が増えてしまった。

・演奏の機会が少なくなり、音楽関係の市民団体の数が減少した。

・音楽発信の中心が、ネットの世界に移ってしまった。「リアル音楽」の場の減少。

 例1:YouTubeへのミュージックビデオの投稿

【コロナ前】時間の短いテザー広告 ⇨ 【コロナ後】ノーカットのフルバージョン

 例2:音楽の売り上げの指標

【コロナ前】CD店でのCDの売上枚数 ⇨ 【コロナ後】ネットでの動画再生回数

たくさん課題も抱えているんだね、、

私たちにできることを考えてみるぷぅ!

浜松市が「音楽の都」として、さらに発展していくために、私たちにできることは?

3藤が考えた「音楽の都浜松活性化」の案

気軽に聴きに行けるようなジャンルの音楽が演奏できるホールを作る。                ➡クラシックや吹奏楽などよりも音楽のハードルが低く、気軽に聴きくことができるため、観客数が増えるのではないか。

ストリートピアノの数を増やす。                                ➡さらに街のいたるところで身近に音楽を演奏したり、聴いたりできる環境を作る。

西遠女子学園主催の「小学生招待音楽会」を今後も継続する。                           ➡小学生以下の「音楽家の卵」の育成に協力し、少しでも音楽の裾野を広げる。

浜松市周辺の音楽施設や音楽関係モニュメントなどのスタンプラリーを企画する。                  ➡音楽施設にもっと興味を持ってもらうとともに、身近に音楽に触れる場があることを知ってもらう。

まとめ

浜松はYAMAHA、KAWAI、Rolandなど、有名楽器メーカーが集積する世界的にも珍しい都市です。そして、企業による楽器生産だけでなく、市を挙げて「浜松国際ピアノコンクール」の開催、「ユネスコ創造都市ネットワーク」への加盟など、音楽振興にも数々の取り組みが見られる、正に「音楽の都」です。ただ、ヤマハ、市役所の方への取材を通して、「人口規模の小さい一地方都市」で、「演奏家の数に対して、『聴き手』が不足している現状」を知り、「音楽演奏で利益を上げることの難しさ」を感じました。今回の「音楽の都浜松の活性化案」は、この夏休みに行った取材内容のみをもとにして、中学3年生の私たちが考えたものです。今後、さらに詳しい現状を知る中で、より具体的な「活性化策」を考えていきたいと思います。