世界の映画文化
映画のストーリーは人間の想像力から生まれるため、文化や作られた時代の様相を色濃く反映している。国ごとの文化や歴史、宗教観によって作風は違っていて、同じような映画でも、登場人物たちなどのセリフや行動が違ってくる。
邦画:人の「感情」に焦点を当てて制作されている。セリフが少なくても伝わりやすく、日本人だからこそ理解できる感情描写が魅力。
ハリウッド映画:クオリティーの高いアクションシーンが多く、スケールの大きい作品が多い。
インド映画:劇中で歌ったり踊る場面がある。癖になるダンスや音楽が魅力。
さまざまなジャンル
恋愛映画
・恋愛をテーマにロマンスや悲恋などを描いた映画
|歴史&作品紹介
1950年代「ローマの休日」:身分差を超えた恋愛
1962年「今年の恋」:監督は浜松市出身の木下恵介
SF映画
・タイムトラベル、人工知能、地球外生命体など、科学的な概念や未来の技術をテーマにした映画
|歴史&作品紹介
1977年「スター・ウォーズ」:世界的大ヒットを記録した大人気シリーズ
2020年「AI崩壊」:AI技術の進化とその影響についての懸念がテーマ
⇒今後のAIとの付き合い方について考えるきっかけを提供
ホラー映画
・見る人が恐怖感を味わって楽しむように制作された映画
|課題
⇒R指定の線引きが難しくなっている。
R指定(レイティング)・・・映画の内容に応じて観客の年齢制限を設ける制度。
〈日本での例〉
動画配信サービス
動画配信サービス(映画などを提供するサブスクリプション形式のサービス)が最初に登場したのは2006年で、その後も様々な配信サービスが登場した。
Amazonプライム(2006年)/Netflix(2007年)/Hulu(2008年)
⇒動画配信サービスの普及によって起こる問題
①無断アップロードの増加
・携帯などで簡単に録画できるように⇒SNSなどで無断アップロードが増加
⇒著作権を侵害し、制作側が正当な収益を得る機会を失う可能性がある。
参考:https://www.sbbit.jp/article/cont1/143967
②映画館に行かなくても良くなる
・動画配信サービスで簡単に映画が視聴できる⇒映画館にわざわざ行かなくなることが懸念
参考:https://senseisha.co.jp/useful/kiji.php?n=23
ミニシアター
魅力:シネコンでは上映していないようなマイナーな作品やアーティスティックな作品が上映されることが多い
⇒しかし、その知名度は非常に低く、存続の危機に陥っているミニシアターも全国各地にある。
浜松にも「シネマイーラ浜松」というミニシアターがあり、今回私たちは実際に映画鑑賞と取材を行いました!
シネマイーラ浜松で取材した内容は、このページの最初に掲載されているオンライン動画でぜひご覧ください!
最後に 〜「楽しむ」から「愉しむ」へ〜
・映画は文化や社会を反映するため、過去の作品を観ることで、その時代の歴史的背景を学べる。
・社会問題などについても取り上げ、観客に深く考えさせる役割を果たす。
⇒映画とは娯楽以上の存在
|まとめ
この探究を通して、映画を娯楽として楽しむだけでなく、より深い視点から鑑賞することで、さらに豊かな体験が得られるという気付きを得た。映画鑑賞を通して知的な喜びや新たな発見を見出すことで、その奥深さは一層増す。