突然ですが、みなさんは花粉症ですか?花粉症の方はこんなことを考えたこともあるのではないでしょうか?
「花粉のない世界にできないの!?」
疑問を解決しましょう!
花粉とは
花のおしべにある葯(やく)と呼ばれる袋の中でつくられる粒
風などで運ばれてめしべに受粉することによって種が作られ、植物の繁殖の役割を担っています
花粉症を引き起こす花粉は、スギやヒノキなど約60種類が報告されています
第一三共ヘルスケアの調査によると、全国平均で国民の半数以上にあたる55.1%の人
静岡県ではその割合が74.0%と、県民の7割以上が花粉症なのだといいます
それに加え、浜松には天竜杉がたくさん生えていることも大きな原因となっています
世界には「世界三大花粉症」と呼ばれる3つの花粉症があるようで、花粉症は何も日本だけの問題というわけではないようです
また、スギ以外の2つは木ではなかったり、スギ花粉の被害が日本ほど他の国にはないことを見ると、日本、それも浜松に他にはない問題があるように思えます
木の特徴
【杉の特性】
・見た目も美しいことから建具に多く利用されてきた
・加工がしやすく、加えて通気性や防水性が高い性質ももっているため、古くは酒樽や造船の原料としても使用されていた
林業の現状
50年先を考えなければならないとなると、無花粉スギを植えることは今のところ現実的ではなさそうです
スギの伐採には現状デメリットが多い模様
天竜こころの森ネットワークの松下様にインタビューをさせていただいたところ、これらの問題が上がってきました
私達の見る限りでは今の日本は林業にとても多くの問題を抱えているとわかりました
なぜスギをなくせないのか
スギをなくせない理由を詳しく見ていきましょう
上記のような問題により、スギをなくしたくてもなくせない状態になっています
私達の提案
木を切ることが花粉をへらす第1歩だとわかりました。
木を切ることためには消費者の需要が必要で、もし消費者が長期的に継続的に木を買うようになれば木の需要も増えて林業もより良いものになっていくだろうと考えます。
わたしたちのできること、してほしいことは木を使うこと、それもFSCのマークのついたものを使うことです。
日本にいたらあまり気づかないことですが、FSC の認証のない木を切る人の中には低賃金で働かされているといった問題を抱えていることも少なくありません。世界にはFSCの普及率の低いところが多くあります。FSCの普及率を上げていくことで、日本だけでなく世界の林業の問題も解決していけるでしょう。
ただ木を使うというだけでなく、天竜杉にある魅力などに目を向けて知り、みんなでたくさん使っていくことで林業と花粉の問題を解決させていければと考えています。