マリンスポーツって、なぁになぁに?
遠州・浜松・浜名湖といえば何を思いつきますか?
実はマリンスポーツが活発に行われ、
『マリンスポーツの聖地』
と呼ばれている。
右写真:出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)
しかし、そのことは残念ながら遠州の人や私たちにもあまり知られていません。
5年月組は、マリンスポーツの魅力や楽しさを皆様にお伝えし、
それらを通して私たちなりの環境問題や地域活性化についての発信をしていきます。
なぜマリンスポーツの聖地か??
①遠州地域は、海に沿っていて湖面が穏やかな浜名湖があり、複数の川があるという、日本でも有数の恵まれた場所である点。
②遠州地方が、東京や大阪の中間地点で都市機能も良く、中心地から各場所へのアクセスが良い点。
③「仕事とスポーツ・レジャーが日本一近い街」でもある「本州最後の楽園」とも言われている。
地図:CraftMAP(http://www.craftmap.box-i.net/)
マリンスポーツとは??
◎海上または海中を活動の場としているスポーツのこと。
泳ぐ | 水泳・スキューバダイビング 写真:https://pxhere.com/ja/photo/1606559 | |
海岸に発生する波を使うもの | サーフィン・ボディボード 写真:https://pxhere.com/ja/photo/1247324 | |
セールを使うもの | ウィンドサーフィン・ヨット 写真:https://pxhere.com/ja/photo/660638 | |
発動機のついた船で行うもの | パワーボート・ジェットスキー 写真:https://pxhere.com/ja/photo/730745 | |
モーターボートに牽引されて行うもの | 水上スキー・ウェークボード 写真:https://pxhere.com/ja/photo/1416546 | |
船上または海岸にて行われるもの | 釣り 写真:https://pxhere.com/ja/photo/322878 | |
その他 アクティビティ | サップ・バナナボート 写真:https://pxhere.com/ja/photo/914096 | |
「アクティビティ(activity)」は、
本来「活動」や「行動」を意味する英語。日本では特に、リゾート地をはじめとする旅先での身体を使った遊びや体験を指すことが多い。
★上記以外にもレジャーを目的として様々なマリンスポーツが開発されている
~マリンスポーツの魅力~
★プールなどの人工的な設備で行われるスポーツと違い、普段の生活とは違った、体験・景色が見られ、なにより大自然を全身で感じることが出来る。 また、大会を目指しての競技として、趣味や遊び・気分転換として、様々な世代がマリンスポーツに関わることができる。自然環境(風・波・潮など)を上手くコントロールして行う。
★近年では、東京オリンピック(2021年開催)にサーフィンが初めて追加され、大会が行われた。男女20名の選手がメダルを懸けて争った。
写真:https://www.pexels.com/nl-nl/foto/zee-natuur-iemand-vakantie-8258043/
ハワイ
ハワイ州は世界でマリンスポーツの起源といわれている。
毎年6月8日は「世界海洋デー」
・・・SDGsの目標14,「海の豊かさを守ろう」
ハワイでは「豊かな海」を守ろうという目的で 6月8日は様々な取り組みをしている。
カミロポイントでの清掃活動
→→→ カミロポイント
カミロポイントにはパイプやロープ、ペットボトルキャップなど大量のプラスチックゴミがある。
実際にゴミ拾いへ
夏休みに中田島砂丘や浜名湖などマリンスポーツが行われる所にゴミ拾いに行き、拾ってきたゴミの分別をした。
海のゴミには多くの砂が付着し、通常のゴミの分別で捨てることがでず、海のゴミはすべて燃えるゴミになる。
海で拾ってきたゴミにはプラスチックが
最も多く、二番目に缶などが多かった。
遠州灘の浜松海岸18kmに、以下のようなゴミ箱が訪れる人が多い10ヶ所に設置されている。日々巡回して、海岸利用者が多い夏場は頻繁にゴミを回収している。回収したゴミは、分別して浜松市の焼却場に運ばれるが、汚れているためほとんどリサイクルできない。
ペットボトルなどのプラスチックは砂で表面が削られ、薄いシートがはがれて、すぐに*マイクロプラスチックになってしまう。(*小さな粒状になったプラスチック。大きさが5ミリ以下のもの。)
マイクロプラスチックは、非常に細かいので自然界から回収することが困難。 また、プラスチックは自然界の中で分解されないので、自然界の中でそのまま残ってしまい、減らないどころか、増えていってしまう。それらは海の中に溜まり、生態系にも影響を及ぼすことになる。
マイクロプラスチックがこのまま増加し続け、海洋汚染が進むと、様々な問題が出てくる。そして、美しい海が失われ、観光などにも悪い影響が及ぶ かもしれない。 私たちが、ゴミ拾いを行なった海岸に設置されたゴミ置き場には、案の定「ペットボトル」が多く捨てられていた。また夏のシーズンだったので、花火などのゴミまでも捨てられていた。
自然溢れる中で行う『マリンスポーツ』。 利用者となる私たちは、まず楽しみながらルールをしっかりと守るべきである。
・自分で出したゴミは基本持ち帰る
・分別をして捨てる。
写真:5年月組 撮影
当たり前ではあるが、この『当たり前』を皆が守れるように、行政・営業施設・私たちがもっと意識し、取り組んでいく必要性がある。
最後に、今回実際にマリンスポーツを体験することができた。施設・マリンスポーツの種類も多々あり、マリンスポーツを体験することで日常生活から少し離れ、開放感にあふれ、良い気分転換だった。この遠州地方を『マリンスポーツの聖地』として、広めたいと強く感じた。
★コロナが落ち着き、海外からのインバウンド需要も見込まれる。また、最近では体験型の旅行も人気となっている。実際、沖縄で水中ごみ専門店のダイビングショップができ、活動を行なっている。行政・企業が協力しながら『マリンスポーツ』と『地域の伝統や特色』を体験できるプランなどを組み立ててもおもしろそうだ。 ☆今後、それぞれの地域や日本を担う、私たち若者がもっと自分たちの住んでいる地域に興味を持ち、魅力を知っていくことが重要である。また、それぞれの立場の人たちが気軽に集まれるコミュニティを作ったり、世界で行われている活動に目を向けたり参加して、私たちが地域の魅力や現状を広めていきたい。