2.まちなか!わきあいあい!

やかな雰囲気が満ちた和気藹藹としたまちなかになって欲しいという思いを込めて。

松駅周辺の空洞化問題を説明します。

モール街(左) 有楽街(右)

3~40年前

5年雪組生徒作成

現在

5年雪組生徒撮影

課題・解決策

私たちが考える浜松のまちなかの課題は以下の2つです。

1つ目は少子高齢化社会の到来、2つ目は郊外型大型店の進出による中心市街の空洞化です。

少子高齢化社会に対しては子供連れ家族が安心して暮らせ、子育てがしやすい街づくりを目指し保護者の方の不安を軽減させる必要があると思います。

郊外型大型店の進出は今や全国的な問題と化しました。それによる中心市街の空洞化を改善する目的で店側の視点から人の流れを街に誘導するために、まず店の情報をどうやって知ってもらうのか、再び訪れたくなるようなサービスの提供とはどのようなものかを考えました。

また、このような問題は市民生活に大きく関わるだけでなく、都市の経済においても重要な位置づけをされています。そして地元活性化に最も深く関わる問題です。

以上の2点に注目して解決策を次の表にまとめました。

課題解決策
1少子高齢化社会の到来家族連れが安心して暮らせるような住宅街の増加
自治体の子育て支援の強化、容易化(産前・産後・補助金制度等)
子供の通学路、歩道、街灯などの増加
2郊外型大型店の進出クーポン付きの広告・チラシの配布
子供向け:大型アスレチック、街探検スタンプラリー
若者向け:・遠鉄百貨店の公式ラインを追加すると、ティーンに人気なお店のクーポンがついてくるサービス・若者主体のウェブサイトの作成・#浜松カフェ 等のタグを使いSNSにて拡散
高齢者向け:自然を取り入れた休憩場所の造営、バリアフリーの増加
より良い街を作り上げていくために最も大切なことは市民の声に耳を傾けることだと思います。その時代の風潮を町全体に取り入れ、浜松の伝統や文化と新しいトレンドを融合させながら情報を発信し、多くの人に浜松の魅力を知っていただきたいと思いました。
まちなかにぎわい協議会

「まちなかにぎわい協議会」とは、『自分たちのまちは、自分たちの手で』のスローガンのもと、民間が主体となって立ち上がった民間のまちづくり会社です。行政の資本が入らず、民間の資本だけで成り立っているという特徴があります。

主な活動は、2015年に浜松市の街中にオープンしたコミュニティースペース「Any」の運営です。

「Any」では主に3つのサービスが提供されています。

【1】コワーキングスペース

オープンな作業スペースや会議室、打ち合わせコーナーなどを共有できます。「自習室」や「レンタルオフィス」とは違い異なる仕事や活動をする人たちが『交流』し、コミュニケーションをとることで、知識や情報をシェアし、相互に高め合うことができるという利点があります。学生の場合、1日あたり500円でお得に利用できます。

【2】レンタルスペース

展示/販売スペース、会議室/セミナースペース、テラスなど6つのスペースがあり、セミナーの開催や打ち合わせ、自分の商品やサービスをPRすることができる場所の貸出を行っています。

【3】セミナー

勉強会や体験会、交流会がおこなわれます。

そのほかにもブログでは、地域で行われるイベントや情報などを発信しており、様々なプロジェクトやコラボレーションを行い、交流の場を作っています。

Anyのホームページ

https://any-h.jp/

街の活性化による新たな問題と解決策

街が活性化されることによって生じる問題として

郊外の過疎化

人口の増加による人々のストレス

この2点に着目しました。

私たちは、街中に人が集まることによって必然的に起こる”郊外の過疎化”そして、人口の増加によりストレスを感じる人が増えるかもしれないということを懸念しました。私たちは浜松市民としてこの問題を見逃してはならないと思い、この2つの問題を絡めながら解決策を提案することができないかと考え過疎化地域の観光地マップを作りました。このマップは、

”人が多いのが苦手だ”

“静かなところが好きだ”

という方向けに、賑わいが少ない場所で心を落ち着かせることができ、さらにその地域が独自に発展する事を目的とした案です。

街が活性化される事で過疎化をさらに悪化させるのではなく、これを機に過疎化の問題も同時に解決出来たらいいと思います。

CLICK to MAP! (1 過疎化地域の観光地マップ)

また、今回ピックアップした観光地はコロナ禍でも安心して訪れることができると思います。是非家族や友達とこのマップを活用して楽しい思い出作りをしませんか?

アンケート結果

西遠女子学園の中学1年生から高校2年生まで総数341人にアンケートを実施しました。

Q.あなたは浜松市民ですか(中学生)

       Q.あなたは浜松市民ですか(高校生)

Q.街中を訪れる目的は主に何ですか(中学生)

       Q.街中を訪れる目的は主に何ですか(高校生)

Q.街中と郊外の利用頻度はどちらの方が多いですか(中学生

Q.街中と郊外の利用頻度はどちらの方が多いですか(高校生)

Q.浜松市または街中は過疎化していると思いますか(中学生)

Q.浜松市または街中は過疎化していると思いますか(高校生)

アンケート結果からわかること

・生徒の街中の過疎化の意識は低い

・高校生より中学生の方が郊外に行きやすい

主にこの二つが見受けられました。

浜松市は人口が多く過疎化に気づきにくいため若者の過疎化に対する意識は低いと考えられます。また、中学生の方が郊外に行きやすいのは郊外のショッピングモールが中学生のニーズに当てはまるためであり、高校生は街中のカフェや飲食店に行ったり、通販を利用したりする生徒が多いことから、ショッピングモールに行く頻度が低くなる傾向があります。全体的に本校の生徒は、郊外より街中に行きやすいことがわかる結果となりました。このことから街中の空洞化に大きく影響しているのは若者よりも小さい子供のいる家庭やお年寄りなのではないか、と思いました。老若男女問わず楽しめたり憩いの場所となったりするような街中にしたいと考えています。


3はままつ!喜色満面!

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