方言 ~世界~

 世界にも、言語や方言の違いがあります。英語・韓国語・中国語についてまとめました。

 ◎イギリス英語とアメリカ英語の違い

    1. スペルの違い 

         アメリカ: color (色)・ program(計画)・ theater(劇場)

           イギリス : colour  (色) ・ programme(計画)・ theatre(劇場)

  2. 単語の違い 

  ⇒ ⇒ 同じ意味でもアメリカ英語イギリス英語で使われる単語が違います!!

 アメリカ:eraser(消しごむ)・ soccer(サッカー)

 イギリス:rubber(消しごむ)・  football(サッカー)

  3. 発音の違い 

 〖 rの発音について 〗

  ☆ アメリカ英語では母音のあとの r を発音します

  ☆ イギリス英語ではrと発音しません。

 【 発音の違い 】

  イギリス英語の方が日本語に近いと言われています

しかし、特にRの発音に関して日本ではアメリカ英語式で巻き舌だと教わります。

  イギリス英語のRの発音は舌を巻かない、舌をちょっと上に浮かせて発音します。

  ”CAN”の発音もイギリス英語アメリカ英語では違います。

  アメリカ英語『キャン』イギリス英語『カン』に近い発音です。

  イギリスでも、特にロンドンは単語の最後にある”T”を発音しないとも言われています。

  ☆アメリカ英語の特徴

 大きく北部の方言と、南部の方言に分けられ、東海岸と西海岸によって違いがあります。

  世界的に公用語を英語としている国のほとんどはイギリス英語を基本としていますが、

  一部フィリピンなどはアメリカ英語を公用語としています。

◎韓国の方言について

・方言は韓国語で사투리(サトゥリ)と言う

・韓国では大きく分けて6つの地域に分かれている

・標準語を使う地域:ソウル・京畿道(キョンギド)

   京畿道・忠清道・江原道・全羅道・慶尚道・済州島

京畿道(キョンギド)の方言 

 ソウル特別市・仁川(インチョン)広域市・水原(スウォン)などの地域

 夏と冬の気温差が激しい大陸性気候で、山に囲まれている

 標準語との違い・・・少し硬い印象を受ける韓国語

忠清道(チュンチョンド)の方言

 中心都市、大田(デジョン)などの地域。

 唯一海に面してなくてそのため寒暖差が激しい。

 標準語との違い・・・語尾の요(ヨ)が유(ユ)になる特徴があり、またあまりなまってはなく、話すスピードがゆっくりである。

江原道(カンウォンド)の方言

 日本海に面している、大部分が山間部なので冬になると寒さが激しいが夏は涼しい地域。

 2018年に平昌(ピョンチャン)で冬季オリンピックが開催された地域。    韓国ドラマのロケ地(ソクチョ)でも有名。

 標準語との違い・・・語尾の요(ヨ)が省略されることがある。

全羅道(チョルラド)の方言

 全州(チョンジュ)府・光州(クワンジュ)広域市。

 標準語との違い・・・日本語で「あの〜、え〜、えっと〜」のように「코시기(コシギ)」が会話の前後に挟まれる。

 語尾が「요(ヨ)」が「뼈(ビョ)」「랑케(ランケ)」になる。

 話すスピードが早口である。

慶尚道(キョンサンド)の方言

 釜山(プサン)広域市・大邱(テグ)広域市。

 標準語との違い・・・イントネーションに日本語をほうふつとさせる。

 語尾に「요(ヨ)」が「나(ナ)?」「노(ノ)?」に変わる。

 大阪弁に似ている。

済州島(チェジュド)の方言

 朝鮮半島南西部にあり、日本海、東シナ海と黄海の間にある火山島。

 標準語との違い・・・沖縄と同じように独特の方言が分布している。

韓国本土の人達が聞き取れない言葉も多い、モンゴル語の影響を受けている。

《 韓国のこんにちは 》

 ☆標準語 안녕하세요 (アンニョンハセヨ)

  京畿道 안녕하세요 (アンニョンハセヨ)

  忠清道 안녕하세유? (アンニョンハセユ)

  江原道 안녕하시구레이? (アンニョンハシグレイ)

  全羅道 안녕하셨지라?  (アンニョンハシュッチラ)

  慶尚道 안녕하십니꺼?  (アンニョンハシムニッコ)

  済州島 안녕하우꽈 (アンニョンハウックァ)

◎中国の方言について

 中国は巨大な大陸で、各地域別に方言がとても発達している。

①北方(ホッポウ)方言

方言は英文でマンダリンと呼ばれている。

北に東北3省(黒竜江省、吉林省、遼寧省),四川省、雲南省,東南側に揚子江,華北に北京。したがって、代表的な方言は北京語。

②呉(ゴ)方言

上海市、浙江省の大部分、江蘇省南部、安徽省南部および江西省、福建省の一部で話される。

上海語と蘇州語が代表的な北部呉語とみなされる。

③湘(ショウ)

新湘語と老湘語に分けられる。分布地域は湖南省西北と東の一部を除く)、広東省・広西チワン族自治区北部、四川省の一部である。その代表として長沙語(新湘語)と双峰語(老湘語)が挙げられる。

④贛(カン)

その分布地域は江西省中部および北部、湖南省東南部、福建省西北部および安徽省・湖北省の一部である。その代表として南昌語が挙げられる。

⑤閩(ビン)

福建省、広東省東部及び西南部、海南省、浙江省南部、中華民国で使用されている方言。

⑥客家(ハッカ)方言

海南省、浙江省南部などの各省区や海外の華僑・華人にも多くの話者がいる。また、福建省や浙江省に居住するショー族の大部分も客家語を話す。

広東省梅州地区の梅州語が代表として使われている。

⑦粤(エツ)方言

日常的には広東語のことを「粤語」と称することもあるが、これは上海語を「呉語」と呼ぶのと同様に、学問的には正確でない。いわゆる「香港語」と呼ばれる言語。

    《 数字の数え方 》

 数字  普通語  上海語  広東語 
1イーイエッヤッ
2アルーイー
3サンサァン
4セーイ
5
6リィウロッロッ
7チェッチャッ
8バッパッ
9ジョジュガウ
10サッサップ

   ★世界で使われてる公用語★    

      英語・中国語

 

・世界で約2,500にのぼる言語が消滅の危機にある!!

 言語や方言の消滅問題は日本だけでなく世界でも起こっています。

 昔に比べ、世界全体のライフラインが広範囲になり、人の行き来が自由になったことで、それぞれの生活様式やコミュニケーションの形が変化していきました。具体的には『世界の公用語』の広がり、それが世界で2,500近くの言語の消滅危機にある原因ではないかと、私たちは考えます。世界でも日本でもこれは、考えていかなければいけない言語の問題であります。

 ※日本国内では8言語 アイヌ語など… (関連は民族ページへ)

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