調べ始めたきっかけ
責任者が犬を飼い始め、ペットとして飼われる動物に興味を持つようになりました。
そこで、ペットの殺処分のことを知り、自分が何もできないことにやるせなさを感じていました。
今回、この機会にみんなで動物たちの現状を調べることで、何かできることはないか考えたいと思い、このテーマを提案しました。
ペット問題を考えるきっかけとして、クラスで「犬に名前をつける日」という映画を鑑賞しました。
この映画で、私たちは辛い現状を知り、より一層何かしなければならないという強い思いを抱きました。
アンケート
みなさんはペットを飼おうと思った時、どこに行きますか?
この質問について、全校にアンケートを行った結果、321名の回答を得ました。
ペットを飼ったことがある人には、どこで買ったのか、またペットを飼ったことがない人はもし飼うことになったら、どこで買うのか、質問をしました。
有効回答:321人 実施年月:9月8日
この結果から、ペットを飼ったことがある人もない人も、ペットショップを選ぶ人がダントツで多いことがわかります。ペットショップを選んだ理由を聞いたところ、
・仔犬から飼いたい
・保護犬・保護猫はしつけができていないイメージがある
などが多く聞かれました。
日本ではどのくらい飼われているの?
現在、日本では愛犬、愛猫のために墓を作ったり、オシャレな服を着せたりするなど密接な形で飼い主と共に生きる《コンパニオン・アニマル》という言葉がつかわれるようになっています。
また、最近ではコロナの影響で“にわかペットブーム”が起こり、ペットショップでは通常の2倍の売り上げがあるところもあります。
ペットが死んだときの精神的なショックやストレスが《ペットロス》といわれ、社会問題と言われるほどなんです!
このグラフは日本と海外の飼育数を表したものです。
※横軸の単位は『匹』
出典:A Guide to Worldwide Pet Ownership
日本の犬・猫の飼育数に着目すると
犬:892万匹、猫:952万匹、計1844万匹
がペットとして飼われていることがわかります。
この数字だけでは実感がわきませんが、日本の15歳未満の子供の数が1553万人(2018)と考えると意外と沢山飼われていることが分かります。
日本人はなぜ犬猫を飼うようになったの?
起源は縄文時代にさかのぼります…..
犬は縄文時代には狩猟のパートナーや見張り役の番犬という役割で飼われ始めました。
猫は奈良時代の初期、中国からもたらされた仏教の経文をネズミが食べるのを防ぐため飼われ始めました。その後、時代が下るとコメや麦、大豆といった穀物をネズミから守るために飼われるようになりました。走り回るネズミが相手なので放し飼いによる飼育方法が適用されていました。
そこから年月が流れ、現代では主に“いやし”としてペットが飼われています。
ペットを飼うことのメリット・デメリットは?
まずは、ペットを飼うことでのメリットを、精神面、健康面、そして子供への影響の3つに分けて紹介していきたいと思います。
精神面、健康面でのメリット
・癒される→ストレス軽減
・一緒に散歩に行く→健康維持
・孤独、寂しさを紛らしてくれる
・防犯に役に立つ
子供への影響
・命の大切さを学べる
・情操教育に役に立つ
もちろん、デメリットもあります。
・長期間留守にできない→旅行、遠出、入院ができない
・時間に関係なく吠える→ご近所迷惑になる
・飼育代がかなりかかる
自分がもし入院したらペットはどうする?
ここでひとつ考えてほしいのが自分が入院するとなったときのことです。
今世界的に広がっている新型コロナウイルスに感染したときペットはどこへ預ければいいのでしょうか?
コロナ感染者の飼育するペットを長期間預けることのできる施設はおそらくないでしょう。そこでコロナ感染者のペットを無償でお預かりする《#StayAnicom プロジェクト》が始動しています。
#StayAnicomプロジェクトとは、新型コロナウイルスに感染してしまった飼い主のためのサービスで、アニコムの保有する施設の一部を開放し、飼い主が隔離施設で生活する間そのペットを無償で預かってくれます。
出典︰アニコム ホールディングス株式会社
イラスト等の掲載についてはアニコム様に許可をいただいております。
このように常に最新の情報を得て、ペットの大切な命を守るためにアンテナをはっておく必要があります。